『高齢化に伴い「健康長寿」を目指すならば、そのための考え方を再構築する必要がある』
◆QOL:高齢者の生活の質を良好に保つには、
◇8020(ハチマルニイマル)健康長寿社会の実現
◇高齢化が進むなかで、それに伴う問題点の一つに「誤嚥(ごえん)性肺炎」の増加、これは唾液や食べ物が食道ではなく気道に流れ込むことが原因で怒る病気です。
口の中にすみついている無数の細菌が肺に感染して炎症を起こすためです。
◇嚥下(えんげ)機能の低下が原因……「嚥下運動に関する筋肉や神経の障害」「舌や食道などの嚥下組織の障害」「認知症など精神活動の障害」が主な原因
◇食べ物を上手に飲み込むには、まず目で見て認識し、口に取り込み、かみ砕いた後に適度な大きさにまとめ、のどに送り、飲み込み、食道まで運ばなければならない。
この複雑な工程をこなすには、脳や筋肉、神経の「連係プレー」が欠かせず、高齢者に多い3つの障害が妨げとなる。
また、抗がん剤や利尿薬、抗精神病薬などをのんでいる場合も要注意だ。
高齢者、特に寝たきり状態の人や脳卒中の後遺症などがある人は肺炎で亡くなることが非常に多いのですが、その半分近くは誤嚥性肺炎によるものです。