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規模の拡大は行き詰る

日本の企業も含めて企業規模の拡大が生き残りの唯一の戦略なのか?
一国や一地域だけを見ていると無限に市場が有るような錯覚に陥るし、強迫観念的に規模の拡大が唯一の生き残りだと思い、他の模索を忘れているのではないのか!

特に、高い技術を持っている日本企業は他国の企業のお手本として日本国内だけで十分に活動できるはずだ。例えば携帯電話は悪い意味で「ガラパゴス化」といわれているが、上位3社は十分に利益を上げている。他国の通信会社の進出を十分に防いでいるのは参入障壁だけの問題ではない。

◆有限を知る
金融市場も同様で、世界の「お金」には限界がある。株式市場に於いても、株の購入者が常に増加しづつけなければ、株価の頭打ちは当たり前。
よく、考えてみて!!!

■会社は「永続性」こそ命!■

自社の利益一辺倒という会社があり、自社の企業価値が値上がることだけ意識して奔走する経営者もいる。

企業本体としての実態が薄いにもかかわらずだ。

会社は「永続性」が大事であり、つまりゴーイング・コンサーンでなければならない。

例えばノーベル化学賞を受賞した田中耕一氏が今も働き続けている会社が島津製作所だ。

創業は明治に遡るから100年企業だ。

しかし、売上高は2,700億円程度の中堅企業だ。

世の中のためになる専門性の高い製品を研究開発して世に送り、社会貢献している。

田中耕一さんは田中耕一質量分析研究所の所長として幅広く活躍し、自身としての社会貢献はもちろん島津製作所としての社会貢献の一翼を担っている。

派手さはないが堅実で永続性が高い島津製作所のような会社がたくさん出現してほしい。

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2009年12月23日 12:19に投稿されたエントリーのページです。

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