2011年大晦日:世界経済をウォッチ
※2011年は世界経済のシステムの転機を予感……先進国における、四半世紀に及んだ経済運営の矛盾点が表面化。
それは、行き過ぎた「グローバル化、市場化、金融化」の弊害だ。
◆金融と財政の複合危機は、規制緩和で実体経済と遊離して膨張した金融(金融技術と称したマヤカシ)の爆走と、金融危機への対応のまずさの結果だ。
◆効率優先の市場主義は、為替を含む急激な価格変動で勝者総取りを是とする思想と相まって、中間層がやせ細る富の偏在と格差拡大の社会的不均衡を生んだ。
◆また、金融の暴走の裏には投資家の過大な要求があり、これには、国民大衆の年金運用も含まれる。
2011/11/28
◆国債の債務不履行に保険の掛けようがなくった。従って国債で損失が出てもCDSの支払いが期待できないという失望感の広がり。・・・国債の売り圧力増大
2011/11/16
◆出口の見えない欧州債務問題。ソブリン:政府債務
◆欧米経済の衰退・・・ドルとユーロが演じる弱い者比べのシーソーゲーム。その結果円やスイスフランに、マネーが逃避している。
◆先進国はリセッション(景気後退)どころか、コントラクション(経済収縮)の状態だ。